会社に利益が出ると、多くの社長が最初に考えるのが 「できるだけ法人税を払いたくない」 ということです。
もちろん節税は重要です。 しかし、 「税金を払わないこと」だけを目的にすると、会社の価値を下げてしまうケース が少なくありません。
利益をゼロ近くまで減らす節税は、一見すると税金が少なく見えます。
しかし利益がない会社は、 銀行から見ると 「利益が出ない会社」 という評価になります。
決算前になると 「経費になるから買おう」 という考え方をする会社があります。
しかし、 使わない設備や不要な備品を買えば、 現金だけが減ってしまいます。
役員報酬を増やせば会社利益は減ります。 しかし、 個人側では
が増えます。 結果的に、 思ったほど手取りが増えないケースも珍しくありません。
社長が見るべきなのは 税金 ではなく キャッシュ です。
会社は黒字倒産することがあります。 逆に、 適切に利益を残していれば、 税金を払っていても経営は安定します。
会社売却では、 利益が企業価値に直結します。
節税だけを優先して利益を圧縮すると、 会社売却価格が数百万円〜数千万円変わるケースもあります。
法人税を払いたくないという気持ちは自然です。 しかし、 税金だけを見ると経営判断を間違える可能性があります。
会社に利益を残すことで、 融資・採用・設備投資・M&Aなど、 将来の選択肢は大きく広がります。